「寝つきが悪い…」を卒業。火のエネルギーを整えて、深く眠れる寝室へ。

カーテン処方事例 Case 01

■ 相談者プロフィール

  • 年齢・性別:30代前半・女性
  • 職業:会社員(デスクワーク中心)
  • 家族構成:一人暮らし(1LDKマンション)
  • 悩み:「寝室に入っても気持ちが落ち着かず、寝つきが悪い。リラックスできる空間にしたい。」

■ 問題の背景:疲れているのに、眠れない

「疲れているのに、布団に入っても全然眠れないんです。」

そう話してくださったのは、都内で働く会社員のMさん。日々の業務や通勤で身体はクタクタ。

でも、夜になると妙に気持ちが冴えてしまい、寝つくのに1時間以上かかる日も多かったそうです。

部屋の照明は落ち着いていて、音環境も静か。寝室のベッドもそれなりに整っていて、インテリア的には“おしゃれ”に見える空間でした。

それでも、なぜ眠れないのか──。

私たちはまず、Mさんの「五行バランス診断」からアプローチを始めました。

■ 診断結果:火のエネルギーが過剰に。土と水が不足

Mさんの命式から導き出された五行バランスを見ると、「火」が非常に強く、「土」と「水」のエネルギーが極端に少ない状態でした。

木:1
火:5
土:0
金:2
水:0

火のエネルギーは、情熱・行動・興奮・外向性などを司りますが、過剰になると「神経の高ぶり」「過活動」「不安定さ」を生み出します。

その結果、Mさんの内面は「常にオンのスイッチが入ったまま」のような状態になっており、眠るための“スイッチオフ”ができないのです。

特に、寝室に使われていたカーテンは【赤みのあるベージュ】。

一見ナチュラルで落ち着いた色に見えますが、五行の分類では「火」に属する温色です。

これが“寝る前の鎮静”を妨げている可能性が高いと判断しました。

■ カーテン処方:火を抑え、土と水で整える

五行バランスと心理状態を踏まえて、次のようなカーテン処方を提案しました。

① 火の過剰エネルギーを抑える → ブルーやソフトグリーン系の色味を採用

青や緑は「水」「木」の要素を持ち、火の過剰なエネルギーを“抑制”してくれる鎮静色です。

特にソフトグリーンは、自然とのつながりを感じさせ、心拍数をゆるやかにし、安心感をもたらします。

結果として、神経の高ぶりが落ち着き、入眠しやすくなります。

② 安定感を取り戻す → 厚手のリネン素材を採用

「土」の要素が不足しているため、重み・質感のあるリネンカーテンを使用。

天然素材のナチュラルな肌触りは、感覚的に“地に足がつく感覚”を与え、精神をグラウンディングする作用があります。

遮光性よりも「素材感・手触り・呼吸感」を優先しました。

③ 心のノイズを減らす → 無地&シンプルデザインに変更

火のエネルギーが強い人に対して、柄物や強いコントラストは逆効果になることも。

そこで、今回は無地のリネンでトーンの落ち着いた淡いグレイッシュブルーを選定。

目に入る情報量を極力減らし、「考えすぎ」「気が散る」状態からの解放を意図しました。

■ ビフォー・アフター:空間の“気”が変わった

施工から2週間後、Mさんから感想が届きました。

「本当に、カーテンでここまで違うんだって驚きました。
色味も、空気も、部屋に入った瞬間から“静けさ”を感じるんです。
最近は、ベッドに入って10分くらいで自然に眠れるようになりました。」

また、朝の目覚めにも違いを感じるとのこと。以前より呼吸が深くなり、イライラや寝起きの不快感も軽減したそうです。

■ 心と空間を整える第一歩は、「窓まわり」から。

カーテンは、私たちが毎日「無意識に視界に入れている」存在です。
光・色・質感──すべてが心身に影響を与えています。

だからこそ、“カーテンを処方する”という発想は、ただのインテリア選びではなく、
「自分の心と身体を整えるセルフケアの手段」でもあるのです。

■ このケースから学べるポイントまとめ:

課題寝つきが悪く、リラックスできない
五行バランス火が過剰/土・水が不足
カーテン処方ブルー/ソフトグリーン・厚手リネン・無地
主な効果睡眠の質改善・心の安定・集中力回復

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カーテンカウンセラーでは、こうした五行バランスに基づいた“色の処方”を学び、
実際の提案・販売に活かすためのスキルを、未経験からでも習得できます。

眠れない夜にさよならを。
空間を整えることは、人生を整えること。
その第一歩を、「カーテン処方」から始めてみませんか?