「家族の会話が増えたリビング」──色が導いた、笑顔のある毎日

カーテン処方事例 Case 02

■ 相談者プロフィール

  • 年齢・性別:40代・女性
  • 職業:パート勤務・主婦
  • 家族構成:夫、子ども2人の4人家族(戸建て)
  • お悩み:「せっかくリビングをきれいにしても、家族がすぐに自分の部屋にこもってしまう。もっと家族が集まる、明るく楽しいリビングにしたい」

■ 家族の中心にならないリビングの違和感

Mさんご一家は、数年前に新築戸建てを購入。リビングには大きな窓があり、広々とした空間が広がっています。

しかし、日中は明るいのに、なぜか空気が冷たく感じ、家族が長く過ごそうとしない──。

「おしゃれな空間にはしたつもりなんですけど、なんだか“無機質”というか、居心地が良くないみたいで…」

たしかに、Mさんのリビングはグレージュやホワイトを基調にした、落ち着いた北欧風スタイル。

ただ、その“落ち着き”が逆にエネルギーを奪っているようにも見えました。

私たちは、まず五行バランス診断からアプローチを行いました。

■ 診断結果:「金」と「水」が強く、「火」と「木」が不足

ご家族全体の命式や住まいの間取りを読み解くと、空間全体に「金(白・無機質・整理)」と「水(静けさ・冷静)」の要素が偏っており、
一方で「火(明るさ・感情・交流)」と「木(成長・広がり・柔軟さ)」のエネルギーが不足している状態だと分かりました。

木:0
火:0
土:1
金:4
水:3

このバランスは、一言で言えば「きれいだけど、冷たい」「整いすぎていて、人の感情が動かない」状態。

このままでは、リビングが“通り道”にはなっても“居場所”にはならない可能性が高いのです。

■ カーテン処方:火と木を意識したデザインに刷新

そこで、次のようなカーテンの選定を提案しました。

① 「火」のエネルギーを補う → 暖色系のカーテンカラー(オレンジ・イエロー系)

火のエネルギーは、温かさ・笑顔・感情・会話を象徴します。

空間に「火」を加えることで、冷静さから親しみへ、無機質からぬくもりへと印象が変化します。

今回は、陽光に溶け込むようなオレンジベージュをベースにしたカーテンを採用。

見るだけで心が弾むような色で、朝も夜も柔らかく空間を包みます。

② 「木」のエネルギーを補う → グリーンのアクセントを追加

木のエネルギーは、成長・広がり・やわらかさを象徴。

今回は植物モチーフのレースカーテンと、観葉植物をプラス。

自然モチーフが加わることで、子どもたちの表情や行動にも“柔らかさ”が戻ります。

特に、窓辺に吊るしたグリーンの柄入りレースカーテンは、風が吹くたびに葉が揺れて、生きた空間のような感覚を与えました。

③ 素材:軽やかさとあたたかみのあるリネン・コットンブレンド

金と水のエネルギーが強い部屋では、つるっとした化繊の素材は、冷たさを増長します。

そこで、天然素材のナチュラル感を重視し、コットン×リネンのミックス生地を採用。

手に触れた瞬間の柔らかさが、自然と心をほどいてくれます。

■ 実際の変化:家族の行動が、目に見えて変わった

新しいカーテンにしてから3週間、Mさんはこんな声を聞かせてくれました。

「以前は、みんな自分の部屋にすぐ行っちゃってたのに、
今では子どもたちがリビングで宿題したり、夫が新聞を読んだり…
気づいたら“なんとなく集まってる”って感じなんです。
しかも、みんなが自然に会話するようになって、笑い声が増えた気がします。」

これは偶然ではありません。
五行バランスに基づいたカーテン処方は、空間の“気”を整え、そこにいる人の感情・行動パターンにまで影響を与えます。

■ この事例から学べるポイント

課題家族が集まりたくなるリビングにしたい
五行バランス金・水が強く、火・木が不足
処方内容オレンジ・イエロー系カラー/グリーンアクセント/天然素材
効果会話・笑顔・集まる時間の増加/居心地の良いリビングへ変化

🔥 カーテンが変わると、「関係性」まで変わる

インテリアは、ただの“物選び”ではありません。
色・素材・配置には、それぞれがもたらす“気”があり、
そのバランスが心と行動を変えていきます。

カーテンは、空間の中で唯一「視線・光・風・音・感情」を同時にコントロールできる場所。
だからこそ、最初に見直すべき“感情導線”なのです。

あなたも、「カーテンから暮らしを変える」新しい提案、始めてみませんか?