未経験からインテリアの資格を取るなら?最初の1つを選ぶ基準
未経験からインテリア分野を学ぶなら、最初に取る資格は「有名そうだから」ではなく、目指す仕事や学びたい範囲で選ぶことが大切です。
住空間全般を扱うのか、キッチンに絞るのか、設計・製図を深めたいのかによって、向いている資格は変わります。受験条件だけでなく、試験形式や登録制度まで確認して判断しましょう。
- 未経験者は、受験資格だけでなく学習範囲と試験形式を確認する
- 住空間全般ならインテリアコーディネーター、キッチン特化ならキッチンスペシャリストが候補になる
- 設計・製図を重視する場合はインテリアプランナーを検討するが、登録要件に注意する

インテリア 資格 未経験を選ぶ前に確認したい条件
資格を選ぶ前に、まず「何を学びたいか」「将来どのような仕事に関わりたいか」を整理しましょう。未経験者でも受験できる制度はありますが、資格によって扱う領域や試験の難しさは異なります。
また、試験に合格することと、運営団体に登録して資格者として名乗ることが分かれている制度もあります。受験料だけで判断せず、登録料や更新の有無まで含めて確認すると、取得後の負担を見通しやすくなります。
インテリアの仕事は、資格があれば必ず採用されるものではありません。厚生労働省の職業情報でも、関連資格が就職に有利な場合はあるとされる一方、入職時に特定の資格が必須とは限らないとされています。資格と並行して、仕事内容や求人条件も見ておきましょう。
なお、カーテンカウンセラーは今回の比較対象に含めません。一般検索で広く認知された資格として扱うのではなく、検討する場合も運営元や活動内容を個別に確認してください。
インテリア 資格 未経験の主な選択肢と特徴
未経験者が最初の候補として比較しやすいのは、インテリアコーディネーター、キッチンスペシャリスト、インテリアプランナーです。いずれも国家資格ではなく、それぞれの運営団体が設けている資格制度です。主な違いを整理すると、次のようになります。
| 資格名 | 主な対象領域 | 未経験者の受験条件 | 試験・費用の特徴 |
|---|---|---|---|
| インテリアコーディネーター(IC) | 家具、内装材、照明、住宅設備など住空間全般 | 年齢・性別・国籍・学歴・職業・経験を問わず受験可能 | 一次試験と二次試験。2026年度の基本タイプは14,850円(税込) |
| キッチンスペシャリスト(KS) | キッチン・水回りの設備や空間 | 年齢・性別・学歴・職業・経験を問わず受験可能 | 学科と実技。2026年度の総合タイプは14,300円(税込) |
| インテリアプランナー(IP) | インテリア設計・製図 | 年齢制限がなく誰でも受験可能 | 学科9,900円、設計製図16,500円。合計26,400円(税込、決済手数料除く) |
| カーテンカウンセラー | 今回の比較対象外 | 運営元や制度を個別に確認 | 一般検索需要のある資格としては扱わない |

インテリア 資格 未経験の選び方・判断基準
住空間全般の提案を学びたいなら、インテリアコーディネーターが基本的な候補になります。未経験でも受験でき、家具や内装材、照明、住宅設備など、幅広いテーマを扱えるため、最初に学ぶ範囲を限定しすぎたくない人に向いています。
キッチンや水回りに関心が集中しているなら、キッチンスペシャリストを選ぶ方法があります。対象領域が明確なので、住宅設備や生活動線について具体的に学びたい人は、学習目的を定めやすいでしょう。
設計や製図を中心に力をつけたい人は、インテリアプランナーも候補です。ただし、試験に合格しても、資格要件を満たさなければインテリアプランナーとして登録できない場合があります。受験前に、合格後の登録条件まで確認してください。
判断に迷ったら、求人や興味のある仕事内容を数件見て、必要とされる知識を比べるのも有効です。資格名の印象ではなく、学ぶ内容と将来関わりたい業務が近いかで選びましょう。
条件別に見るインテリア 資格 未経験の考え方
条件によって適した選択肢は変わります。現在の関心や使える時間を基準に、次のように考えると候補を絞りやすくなります。
- 住空間全般を学びたい人:家具・内装材・照明・住宅設備などを横断的に扱うインテリアコーディネーターを優先する。
- キッチンや水回りに関心がある人:対象領域が明確なキッチンスペシャリストを検討する。
- 設計・製図を深く学びたい人:インテリアプランナーを候補にする。ただし、登録には別の資格要件があるため、受験前に確認する。
- 学習時間を分けたい人:ICは一次合格後、次年度から3年間の一次試験免除がある。KSも一方の科目に合格すると、次年度から3年間その科目が免除される。
- 費用を抑えて段階的に受けたい人:各資格の科目別受験制度を確認し、初年度の支出と合格後の登録費用を合わせて計算する。
カーテン分野に特化した学びを探している場合は、カーテンカウンセラーについても運営元や講座内容を個別に確認してみましょう。 カーテンカウンセラーの案内を見る

インテリア 資格 未経験選びで失敗しやすいポイント
資格選びで多い失敗は、知名度や受験料だけで決めてしまうことです。学習範囲が自分の目的と合わなければ、勉強を続けにくくなったり、取得後に活用場面をイメージできなかったりします。
また、試験合格と資格登録を同じ意味で考えるのも注意が必要です。インテリアコーディネーターは合格後に初回登録が必要で、登録の継続には更新手続きや費用が関係します。キッチンスペシャリストも、協会認定の資格者となるには登録が必要です。
日程や料金は年度ごとに変更される可能性があります。ここで示した金額や日程は2026年度の案内に基づくため、申し込み前には必ず各運営団体の最新情報を確認してください。
インテリア 資格 未経験についてよくある疑問
インテリア資格を未経験から選ぶときは、受験条件が開かれているかだけでなく、学びたい領域、試験形式、登録要件、費用を順番に確認することが重要です。最初から複数資格を目指すより、目的に最も近い1つを選び、学習を続けられる計画を立てるほうが判断しやすくなります。
以下では、初めて検討する人が迷いやすい疑問に答えます。
よくある質問
最初に確認すべきなのは、学びたい範囲と目指す仕事内容です。住空間全般ならインテリアコーディネーター、キッチン・水回りならキッチンスペシャリスト、設計・製図ならインテリアプランナーが候補になります。あわせて、試験合格後の登録条件や費用も確認しましょう。
未経験から幅広いインテリア知識を学びたい人にはインテリアコーディネーター、キッチンや水回りに関心が明確な人にはキッチンスペシャリストが向いています。設計・製図を重視する人はインテリアプランナーを検討できますが、登録資格要件を満たせるか事前に確認が必要です。
知名度や受験料だけで決めず、学習範囲が目的に合うかを確認することが大切です。また、試験合格と登録は別の場合があり、登録料や更新費用も発生します。日程・料金は変更されるため、申し込み前に公式案内を確認してください。
まとめ
未経験から最初のインテリア資格を選ぶなら、まず自分が扱いたい分野を決めましょう。住空間全般ならインテリアコーディネーター、キッチンに絞るならキッチンスペシャリスト、設計・製図を重視するならインテリアプランナーが候補です。
資格は就職や収入を保証するものではありませんが、学ぶ範囲を整理し、知識を身につけるきっかけになります。受験料だけでなく登録・更新条件も比較し、最新の公式案内を確認してから、自分が無理なく続けられる1つを選びましょう。
記事末に、カーテン分野に関心がある人向けの情報を確認する選択肢を置く場合も、資格の公的性格や認知度を誤解しないよう注意してください。
参考にした情報
- 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/examination/ic/overview/ - 厚生労働省『job tag(職業情報提供サイト)』
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/338 - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/examination/ks/overview/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/examination/ks/apply/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/license/ks_explain/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/examination/ic/apply/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/remote-education/ks/sctact/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/assets-before/examination/ic/apply/pdf/IC_exreq.pdf



