高校生からインテリアコーディネーターを目指すには?進路と勉強の始め方
高校生でも、インテリアコーディネーター資格試験に受験資格上の制限はありません。年齢や学歴、職業、経験を問わず受験できるため、興味を持った段階から準備を始められます。
ただし、資格試験に合格することと、協会認定のインテリアコーディネーターとして登録することは別の手続きです。学校の勉強や進路希望、受験費用、将来の働き方を照らし合わせ、無理のない計画を立てることが大切です。
- 高校在学中でも受験でき、専門学校や大学への進学は必須ではない
- 一次試験はインテリアや建築に関する幅広い知識、二次試験はプレゼンテーションと論文が中心
- 試験日程、申込期間、受験料は年度ごとに公式情報を確認する

受験準備の前に確認したいこと
インテリアに関心があるなら、まずは受験資格と試験の全体像を確認しましょう。公益社団法人インテリア産業協会の資格試験は、年齢・性別・国籍・学歴・職業・経験を問わず受験できます。高校在学中であること自体が不利になる仕組みではありません。
一方で、受験できることと、すぐに仕事として成果を出せることは別です。家具や内装の提案には、色彩、素材、寸法、設備、法規などの知識に加え、相手の希望を聞き取る力も求められます。
資格取得までの基本ルートを知る
資格取得までの基本的な流れは、学習範囲を把握し、一次試験に合格したうえで、二次試験に進むというものです。一次試験は選択式で、インテリア計画、家具や内装などのインテリアエレメント、構造・構法・仕上げ、環境・設備、表現、関連法規などが主な範囲です。
2026年度の一次試験は、9月15日から10月15日まで全国47都道府県のテストセンターでCBT方式により実施されます。二次試験は12月6日に予定され、プレゼンテーションと論文による実技試験です。日程や会場は変更される可能性があるため、申込み前に当年度の受験概要を確認してください。
一次試験のみの先取りタイプも選べるため、高校生は学校行事や進学準備との両立を考えて受験時期を決められます。一次試験に合格すると、次年度から3年間は一次試験の免除を申請して二次試験のみ受験できます。

学習から受験までを進める手順
勉強を始めるときは、興味のある分野だけに偏らず、試験範囲全体を確認することが重要です。インテリアの見た目だけでなく、構造、設備、施工、法規まで扱うため、早い段階で苦手分野を把握すると学習計画を立てやすくなります。
学校生活を優先しながら、短時間でも継続できる学習方法を選びましょう。用語を覚えるだけでなく、自宅や店舗の内装を観察し、なぜその素材や照明が使われているのかを考えると、知識が具体的に結びつきます。
- 公式の受験概要で試験日、申込期間、試験方式、受験料を確認する
- インテリア計画から関連法規までの学習範囲を一覧にして、得意分野と苦手分野を分ける
- 教科書や参考書で基礎用語を学び、図面や写真を見ながら素材・寸法・設備の特徴を確認する
- 過去問題や練習問題で時間配分を試し、間違えた理由を記録する
- 一次試験後は、二次試験を見据えてプレゼンテーションと論文の練習を始める
学んだ知識を暮らしや仕事に生かす方法
学んだ内容は、資格試験のためだけでなく、日常の住まいを考える場面でも役立ちます。部屋の寸法を測って家具の配置を考えたり、照明やカーテンの色、動線を見直したりすると、知識を実際の判断に使う練習になります。
将来の進路を考える際は、住宅関連企業、工務店、家具・インテリア関連企業などの仕事内容を調べてみましょう。厚生労働省のjob tagでは、特定の学歴や資格が必須とはされておらず、就職後に知識や経験を積む進路も一般的とされています。
進学する場合も、建築、デザイン、住居、インテリアなどの学科だけが選択肢とは限りません。学校で学べる内容、通学負担、費用、卒業後の進路を比較し、資格勉強を続けられる環境かどうかで判断するとよいでしょう。
- 自宅の採寸や家具配置の検討で、寸法と動線を意識する
- 店舗やモデルルームを観察し、素材・照明・色の組み合わせを記録する
- 住宅会社、工務店、家具メーカーなどの仕事内容と求人条件を確認する
- 進学先は学科名だけでなく、授業内容や実習、費用、卒業後の選択肢で比べる

続けるうえで気をつけたいポイント
高校生が取り組む場合、試験勉強と学校生活の両立が大きな課題になります。受験料や教材費も必要になるため、保護者と費用や受験時期を相談し、進学費用や学校行事への影響も含めて計画しましょう。
また、資格試験に合格しても、登録をしなければ協会認定の称号と資格登録証は交付されません。二次試験合格後に登録する場合は、所定期日までの初回登録が必要です。登録の有効期限は初回登録日から5年間で、称号を継続するには更新登録も必要になります。
自分に合う進め方を選ぶために
高校生から目指す場合、早く受験することだけが正解ではありません。まずは公式の試験範囲を確認し、学校の学習や進路準備と両立できる時間を見積もってから、一次試験の受験時期を決めると安心です。
資格は就職や業務に必須ではありませんが、学んだ知識を示す材料になる場合があります。受験するか、進学や就職後に挑戦するかを、興味の強さ、学習時間、費用、将来の希望から判断しましょう。
よくある質問
最初に、受験資格、当年度の試験日程、申込期間、受験料、学校生活との両立を確認しましょう。高校生は受験資格上の制限なく受験できますが、一次試験と二次試験の内容や、合格後の登録手続きまで把握しておくと計画を立てやすくなります。
住まいや家具、色、素材、図面などに関心があり、観察したことを言葉や図で表すことが好きな人に向いています。学歴や資格が就職の必須条件ではないため、進学の有無よりも、学習を継続する時間を確保できるか、将来の仕事を具体的に調べられるかが重要です。
試験日程や料金を古い情報のまま判断しないこと、勉強時間を過大に見積もらないことに注意してください。また、資格試験の合格と資格登録は別手続きです。登録料や更新制度も確認し、資格取得だけで就職や収入が決まると考えず、実務に必要な知識や対人スキルも身につけましょう。
まとめ
高校生でもインテリアコーディネーター資格試験に挑戦できます。専門学校や大学への進学は必須ではなく、学校生活と将来の希望に合わせて、在学中に受験するか、卒業後や就職後に学ぶかを選べます。
まずは公式の受験概要と学習範囲を確認し、試験日、申込期間、費用、一次・二次試験の内容を把握しましょう。そのうえで、暮らしの観察や採寸、配色の練習など、身近な行動から学びを積み重ねると、資格取得と将来の仕事の両方に生かしやすくなります。
参考にした情報
- 厚生労働省『job tag(職業情報提供サイト)』
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/338 - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/examination/ic/overview/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/examination/ic/apply/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/examination/ks/overview/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/license/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/examination-ic/ - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/assets-before/examination/ic/apply/pdf/IC_exreq.pdf - 公益社団法人インテリア産業協会
https://www.interior.or.jp/news/detail.php?id=524



