インテリアプランナー試験の内容は?学科・設計製図で確認したいポイント

インテリアプランナー試験は、インテリア設計に必要な知識と技能を審査する資格試験です。学科試験と設計製図試験の2段階で構成され、知識だけでなく、空間を具体的に計画して図面で表現する力も求められます。

受験資格に年齢制限はなく、誰でも学科試験を受験できます。一方、設計製図試験の受験や合格後の登録には条件があるため、試験の流れと登録要件を分けて確認することが大切です。

この記事のポイント

  • 学科は四肢択一式50問で、5分野から出題される
  • 設計製図は6時間で、複数の図面や表を作成する
  • 受験資格、試験合格、登録要件はそれぞれ異なる

インテリアプランナー試験の基本構成と押さえるべき内容

インテリアプランナー試験は、公益財団法人建築技術教育普及センターが実施しています。インテリア計画や施工、法規などの専門知識に加え、建築物内の空間を計画し、図面として表現する技能が審査されます。

試験は学科試験と設計製図試験で構成されます。原則として設計製図試験は学科試験の合格者が対象ですが、全ての建築士は学科試験が免除され、設計製図試験から受験できます。前4年度の学科試験合格者も、案内された期間内であれば設計製図試験の対象です。

令和8年度は、学科試験が2026年6月21日、設計製図試験が11月15日に実施予定です。学科は12時から14時30分まで、設計製図は11時から17時までの予定とされています。日程や会場は変更される可能性があるため、申込前に公式情報を確認しましょう。

学科と設計製図で確認したい主なポイント

学科試験では、インテリアを計画するための基礎から、設備、施工、法規、建築一般まで幅広く問われます。設計製図試験では、設定された条件を読み取り、暮らし方や空間の使われ方が伝わる設計に落とし込む必要があります。

学習範囲を確認するときは、次の分野を一つずつ分けて整理すると、得意分野と対策が必要な分野を把握しやすくなります。

  • インテリア計画:住空間や各種施設の計画、動線、 ergonomics、色彩など
  • インテリア装備:家具、照明、住宅設備、空調などの知識
  • インテリア施工:材料、施工方法、工程、安全管理など
  • インテリア法規:建築基準法、消防法、バリアフリー法など
  • 建築一般:建築構造、環境、設備、材料などの基礎
  • 設計製図:設計主旨、平面図、断面図、展開図、天井伏図、透視図、一部詳細図、仕上表、家具数量表など

受験するか判断するためのチェック基準

受験するかどうかは、興味だけでなく、学習に割ける時間図面作成への適性、将来の活用場面を合わせて考えると判断しやすくなります。学科だけを受験するのか、設計製図まで進むのかによって、必要な準備も変わります。

インテリアや建築に関する学習経験がある人は、既有知識を生かして法規や設備などの弱点補強に集中できる場合があります。未経験者でも受験できますが、専門用語や図面表現を基礎から学ぶ時間を見込む必要があります。

資格取得後の登録を考える場合は、学歴課程、建築士免許、インテリアに関する2年以上の実務経験のいずれかを満たせるかも確認しましょう。登録を前提にするなら、受験前から自分の経歴と要件を照合しておくと安心です。

学んだ内容を実務や暮らしに結び付ける視点

試験で扱う知識は、住宅だけでなく、オフィス、ホテル、店舗などの室内空間を考える際にも関係します。公的職業情報サイトでは、インテリアデザイナーの仕事として、室内装飾のデザイン、施工用図面や仕様書の作成、施工立会いなどが挙げられています。

ただし、資格を取得しただけで担当できる業務や成果が自動的に決まるわけではありません。実務では、依頼者の要望、予算、法令、施工条件を調整しながら提案する力が必要です。

試験で身に付ける視点 実務・暮らしでの活用例
動線や使い勝手の計画 住宅や店舗で、移動しやすく使いやすい配置を考える
家具・照明・設備の知識 空間の用途や過ごし方に合う器具や家具を選ぶ
材料・施工の知識 見た目だけでなく、耐久性や施工性も含めて判断する
法規・安全の知識 用途や利用者に応じて、安全性やバリアフリーに配慮する
図面・設計意図の表現 関係者と完成イメージや施工条件を共有する

受験前に知っておきたい注意点

受験手数料や登録に関する費用、課題の公表時期は年度によって変わります。令和8年度は学科試験9,900円、設計製図試験16,500円で、いずれもネット決済手数料が別途必要です。登録申請はインテリアプランナーが11,000円、アソシエイト・インテリアプランナーが2,200円と案内されています。

設計製図試験の課題は、令和8年度の場合、2026年8月28日頃に公表予定です。2026年8月25日時点では当年度課題が未公表のため、過去の傾向だけで出題内容を断定しないようにしましょう。

過去問題は学習の目安になりますが、掲載時点の法令や規格に基づく問題です。現在の法令・基準と一致しない場合があるため、法規分野では必ず現行の情報と照らし合わせて確認してください。

設計製図試験に合格しても、登録には所定の学歴課程、建築士免許、または実務経験の要件があります。登録には有効期間と更新講習制度もあるため、合格後の手続きまで含めて計画しましょう。

年度ごとに日程・会場・手数料・申込期間が変わるため、受験時は公式ページで最新情報を確認してください。

受験前に確認したいポイント

最初に確認したいのは、学科試験と設計製図試験のどちらを受けるのか、そして将来登録を目指すのかです。建築士による学科免除や、過去の学科合格者に関する扱いもあるため、自分の状況に応じて受験区分を確認しましょう。

向いているかを考える際は、インテリアへの関心だけでなく、法規や施工を含む幅広い学習に取り組めるか、長時間の製図に対応できるかを見ます。資格を仕事や学び直しに生かしたい場合も、現在の経験や希望する業務との接点を具体的に考えることが重要です。

失敗を防ぐには、公式の試験案内、出題分野、課題、費用、登録要件を別々に確認し、古い情報だけで判断しないことが大切です。特に試験合格と登録は同じ意味ではないため、必要な手続きと条件を一覧にしておくと見落としを減らせます。

よくある質問

Q. 受験前に、試験内容について最初に確認することは何ですか?

最初に、学科試験と設計製図試験の構成、受験資格、自分が対象となる受験区分を確認します。さらに、資格取得後に登録を希望する場合は、学歴課程、建築士免許、またはインテリアに関する2年以上の実務経験のいずれかを満たせるか確認しておくことが重要です。

Q. どのような人や条件の人に、インテリアプランナー試験は向いていますか?

年齢制限がなく、インテリアや建築を学びたい人、空間設計や施工に関する知識を広げたい人に向いています。未経験でも受験できますが、設計製図まで進む場合は、専門用語や図面表現を学ぶ時間と、6時間の試験に対応する準備が必要です。

Q. 試験内容を確認する際、失敗を防ぐために注意したいことは何ですか?

年度ごとの日程、手数料、申込期間、設計製図課題を公式情報で確認することです。過去問題は参考になりますが、法令や規格が現在と異なる可能性があります。また、試験合格後の登録には別の要件があるため、合格すれば自動的に登録できると考えないよう注意しましょう。

まとめ

インテリアプランナー試験は、学科で幅広い専門知識を確認し、設計製図で空間を具体的に計画・表現する試験です。年齢制限はありませんが、設計製図の受験区分や合格後の登録には条件があります

受験を考えるなら、出題分野だけでなく、学習時間、図面作成への適性、費用、登録要件まで確認してから計画を立てましょう。2026年度の予定は、日程や課題を含めて公式ページで最新情報を確認することが大切です。

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