整理収納アドバイザーを取得した後は何をする?仕事・学びを次につなげる方法
資格を取った後は、すぐに仕事を始めるのではなく、取得した級でできることと、目指したい活動を確認することが大切です。
2級は整理収納の基礎を学んだ証明として暮らしに活かせますが、協会の案内では、整理収納アドバイザーとして活動するには1級が必要とされています。次の学び、実践、発信の順序を決めると行動しやすくなります。
- 取得した級と活動範囲を確認する
- 仕事にするなら1級までの手順と費用を見通す
- 実例を記録し、得意分野と対象者を明確にする

資格取得後に動き出す前の準備
最初に、手元の認定証や受講履歴を確認し、自分が取得した級を明確にします。2級は1日の認定講座で取得でき、資格に有効期限はなく、更新も必要ありません。
一方、2級取得者は協会の案内上、整理収納アドバイザーとして活動することはできません。プロとしての活動を考える場合は、準1級、1級1次試験、1級2次審査へ進む必要があります。
次に、目的を「自宅を整える」「家族や身近な人の片付けを支える」「将来の仕事に備える」などに分けます。目的によって、必要な学びや実践の量は変わります。
次の学びと活動を選ぶ基本の考え方
取得後の進め方は、資格を仕事に直結させるか、まず暮らしの中で知識を深めるかで分かれます。急いで有償サービスを始めるのではなく、資格制度上の活動範囲と自分の経験を照らし合わせましょう。
仕事を目指す場合は、1級取得までの費用や学習時間、試験日程を確認します。1級取得は活動の土台になりますが、収入や受注を保証するものではありません。

実務や上位資格へ進む具体的な手順
上位資格を目指す場合は、公式案内で最新の日程、受験条件、料金を確認しながら進めます。学習と実践を並行すると、知識が自分の言葉になりやすくなります。
- 暮らしの中で片付けの課題を一つ選び、現状と改善後を記録する
- 準1級認定講座を受講し、1級1次試験の受験準備を進める
- 1級1次試験に合格したら、オンライン面談とファシリテイト体験報告書の提出に備える
- 得意な対象者や分野を決め、相談内容や提案方法を練習する
- 活動を仕事にする場合は、契約内容や料金、事業上の手続きを確認する
学んだ知識を仕事と暮らしで活かすコツ
学んだ内容を実務へつなげるには、片付けの結果だけでなく、相手の要望や判断の過程も記録します。写真を使う場合は、撮影や掲載の許可を取り、個人情報が写り込まないよう配慮してください。
仕事として検討する場合、整理収納に近い業務には、不用品やごみの仕分け・処分、片付けのセミナーやコンサルティング、整理収納の提案書作成などがあります。公的職業情報では、これらは家政婦(夫)のタスクとして掲載されています。
- 自分が得意な片付けの場面を言語化する
- 相談前後の変化を、暮らしやすさなど具体的な観点で記録する
- 対象者、作業範囲、料金、キャンセル条件を明確にする
- 発信では資格でできることと、個人の経験・サービスを分けて伝える
- 本業や家事との両立を考え、対応できる件数を無理なく設定する

進める際につまずきやすい点と注意事項
取得後に多いのは、資格を取っただけで依頼や転職につながると考えてしまうことです。資格は知識を示す材料の一つであり、実績、提案力、信頼関係なども必要になります。
また、2級取得後に有償の整理収納サービスを始められると判断しないよう注意が必要です。活動範囲は資格の級とサービス内容によって確認し、必要に応じて協会や専門家へ相談してください。
無理なく次の行動へつなげるために
取得後の行動は、目標の大きさよりも、今の生活で試せる小さな実践から始めると続けやすくなります。まずは片付けの事例を記録し、次に必要な学びや活動を一つずつ選びましょう。
1級を目指す人は、準1級講座から1次試験、2次審査までの条件と費用を確認し、無理のない計画を立てます。暮らしへの活用にとどめる人も、定期的に収納方法を見直すことで学びを深められます。
独立する場合、個人事業の開業・廃業等届出書や青色申告の承認申請には期限があります。ただし、開業届の提出だけでサービス提供の許可になるわけではないため、税務や契約に関する個別の事情は専門家へ確認してください。
なお、カーテンの選び方や窓まわりの暮らしを学びたい場合は、カーテンカウンセラーという民間講座・資格も選択肢の一つです。整理収納とは異なる分野のため、目的や学習内容を確認して検討しましょう。
よくある質問
まず取得した級、資格の有効期限、更新の要否、今後の目的を確認しましょう。2級は更新不要ですが、協会の案内では2級だけで整理収納アドバイザーとして活動することはできません。仕事を目指す場合は、1級までの条件と費用を調べます。
自宅の片付けや家族の暮らしを整えたい人、学びを将来の仕事に生かしたい人に向いています。ただし、仕事にする場合は1級取得に加え、実践経験、相談対応、契約や税務の確認も必要です。
2級取得だけで有償サービスを始められると判断しないこと、資格取得が収入や受注を保証すると考えないことが重要です。サービス範囲や料金、個人情報の扱いを明確にし、独立時の届出や申告期限も確認してください。
まとめ
資格取得後は、取得した級でできることを確認し、目的に合う順序で学びと実践を重ねることが大切です。
暮らしに活かすなら身近な片付けの記録から、仕事を目指すなら1級までの要件と実務準備から始めます。無理に活動を広げず、自分の条件に合う一歩を選びましょう。
参考にした情報
- 整理収納アドバイザー2級 - 〖公式〗ハウスキーピング協会
https://housekeeping.or.jp/about_license/grade2/ - 厚生労働省『job tag(職業情報提供サイト)』
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/433 - 整理収納アドバイザー1級1次試験-会場試験 - 〖公式〗ハウスキーピング協会
https://housekeeping.or.jp/about_license/grade1/grade1-1/ - 2025年9月1日より変更 受講料・試験料 料金改定について - 〖公式〗ハウスキーピング協会
https://housekeeping.or.jp/2025%E5%B9%B49%E6%9C%881%E6%97%A5%E3%82%88%E3%82%8A%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%80%80%E6%BA%961%E7%B4%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7%EF%BC%88%E4%BC%9A%E5%A0%B4%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3/ - 厚生労働省『job tag(職業情報提供サイト)』
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/428 - 厚生労働省『job tag(職業情報提供サイト)』
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/126 - 厚生労働省『job tag(職業情報提供サイト)』
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/201 - 厚生労働省『job tag(職業情報提供サイト)』
https://shigoto.mhlw.go.jp/



