カーテンの色が違うと言われたとき|サンプル・照明・注文内容を確認
納品したカーテンを見て「注文した色と違う」と言われたときは、すぐに交換や不備と判断せず、見本・照明・生地の見え方・注文内容を順に確認することが大切です。
色は見る環境によって印象が変わるため、申し出の内容を具体化し、どの時点の何と比べて違うのかを整理します。明らかな発注違いと、見え方の差では対応が異なります。
- 申し出を受けたら、どの色と比較して違うのかを確認する
- サンプルの見え方と実際の吊り下げ時の印象は分けて考える
- 注文書や品番、色番を照合し、発注内容の誤りを切り分ける

色の申し出を受けたら最初に確認するポイント
色のクレームを受けた際は、まずお客様が「違う」と感じた対象を明確にします。カタログや小さなサンプルとの比較なのか、以前見た展示品との比較なのかで、確認すべき点が変わります。
その場で否定すると不信感につながるため、最初は感じ方を受け止め、「どの部分が、どのように違って見えますか」と具体的に聞き取ります。
仕上がりの色が違って見える主な理由
カーテンの色が異なって見える原因は、発注ミスだけではありません。生地の面積、光の種類、窓の向き、壁や床の色などが重なると、同じ生地でも印象が変化します。
特に小さなサンプルは周囲の色の影響を受けやすく、実際に窓一面へ掛けたときには、明るさや濃さが違って感じられることがあります。

状況確認から案内までの進め方
対応は、感覚的な印象と記録上の事実を分けて確認すると進めやすくなります。お客様の見え方を聞き取りながら、注文時の資料や現物を照合してください。
案内を急がず、確認した内容と次に行うことを共有すると、行き違いを抑えやすくなります。
- 要望と比較対象を聞き取る
- サンプルや展示品、納品したカーテンを同じ条件で見比べる
- 窓の向きや照明、時間帯など見え方に影響する条件を確認する
- 注文書・見積書・品番・色番と現物の表示を照合する
- 製造元や上長へ確認し、交換・再製作・説明での対応を判断する
- 確認結果と対応方針をお客様へ分かりやすく伝える
現場で判断できるケースと相談が必要なケース
現場で説明できるのは、照明や周辺色による見え方の差、サンプルと大きな面積で見たときの印象差など、原因を確認できる場合です。実物を見ながら具体的に説明すると、納得につながりやすくなります。
一方、注文した色番と異なる商品が届いた、左右で明らかに色が違う、汚れや色ムラがあるといった場合は、自己判断で結論を出さず、仕入れ先や製造元へ相談します。
- 見本と現物の色番が一致しているか確認する
- 照明や時間帯を変えても差が続くかを見る
- 生地のロット差や仕様変更の有無を確認する
- 交換条件や納期、費用負担を社内基準に沿って判断する
色の見え方や窓まわりの条件を整理する際は、カーテンカウンセラーの知識を接客時の確認項目として参考にする方法もあります。 カーテンカウンセラーの案内を見る

同じ行き違いを防ぐために押さえたい注意点
色の申し出は、説明不足が原因で起こることもあります。接客時にはサンプルだけでなく、設置場所の光や周辺インテリアとの組み合わせを確認し、完成後の見え方には幅があることを伝えておくと安心です。
注文内容は口頭だけで済ませず、色番や生地名を見積書・注文書に残します。打ち合わせ後に変更があった場合も、最新版の内容を関係者で共有してください。
対応時に確認しておきたいこと
Q1. 色が違うと言われた場合、最初に何を確認すればよいですか?
まず、何と比較して違うのか、どの場所でどのように見えるのかを聞き取ります。そのうえでサンプル、現物、注文書の色番を照合し、見え方の差と発注上の相違を切り分けます。
Q2. 色味の申し出には、どのような条件や状況で個別対応が必要ですか?
照明や周辺色による印象差であれば、条件をそろえた説明で解決できる場合があります。色番違い、明らかな色ムラ、汚れなどが疑われるときは、製造元や社内担当への確認が必要です。
よくある質問
まず、何と比較して違うのか、どの場所でどのように見えるのかを聞き取ります。そのうえでサンプル、現物、注文書の色番を照合し、見え方の差と発注上の相違を切り分けます。
照明や周辺色による印象差であれば、条件をそろえた説明で解決できる場合があります。色番違い、明らかな色ムラ、汚れなどが疑われるときは、製造元や社内担当への確認が必要です。
打ち合わせでは色番や生地名を記録し、サンプルと完成後の見え方に差が出る可能性も伝えます。変更内容は口頭で済ませず、注文書や見積書を更新して関係者で共有してください。
まとめ
色のクレームは、見え方の違いと注文内容の違いを切り分けることが出発点です。お客様の感じ方を受け止めたうえで、比較対象や環境を確認し、色番・現物・書類を照合すると、対応の方向を判断しやすくなります。
その場で交換を約束したり、逆に問題がないと断定したりせず、必要に応じて製造元や社内担当へ確認してください。日頃から記録と説明を丁寧に行うことが、同じ行き違いの予防につながります。


